INFORMATION
2023.08.10
INTERVIEW|さくら歯科クリニック
今回は、さくら歯科クリニック様のインタビューです。
院長の長井正彦先生は、県内でも数々のクリニックを運営されています。
モールやテナントにおける歯科医院の在り方を伺いました。
_長井先生はモールでの開業を多くされておりますが、その中で
心掛けていることはなんでしょうか?
都会はモールやテナントの開業が多いですが、長野県はあまり普及していません。そんな中でご縁があり、岡谷市のレイクウォーク歯科が第一歩目のモール出店。
そこから2店舗、3店舗と増えていきました。
モール出店は一般の医院と比べると、サービス業寄りに意識を変えています。患者さんではなく、患者様。
サービス業のテナントの皆さんと肩を並べておりますので、他のテナントと比べられても良いよう、接客にも力を入れています。
従来の歯科医院の接遇では追いつかないところもありますので、受付の歯科助手として元アパレル店員さんなどの接客経験のある方を雇用する工夫をしています。
_個人の医院と、モールの医院ですと客層も異なってくるのでしょうか?
そうですね。個人の医院というのは、先生の好みに似た患者さまが自然と集まるんです。モールというのは、小さなお子様からお年寄りまで通りかかりますので。
お店感覚で来て下さるため、入りやすさ=モールの良さであると思います。入口の垣根は低いですね。
また、スタッフの採用基準においても、歯科の固いイメージを変えるために染髪やネイルなども自由にして、こちら側も客層に馴染みやすい雰囲気づくりをしています。
_さくら歯科クリニック様を開業するにあたり、特に拘られた点はありますか?
まずは、広い待合ですね。時代に沿って患者さまが安心できるよう待合空間をたっぷりと設けました。
次に照明。シャンデリアを中心に高級感を持たせて、少しサロンのような雰囲気にし、来院が一つのステータスのような感覚を持っていただけると嬉しいです。
今回イオンさん側もデザインの雰囲気を大切にされておりましたので、施設全体を通して、若い方も来ていただけるデザインになっているのではないでしょうか。
20~30代の若い層は意外と虫歯の罹患率が高いんです。乳児~学生までは学校が管理してくれる。
中高年は行政から予防推進されて意識が高い。若い方をより取り込みたいですね。BGMも流行曲を流し、出来る限りリラックスできる空間づくりを心掛けました。
日本人は桜が好きですよね。イオンモールのひまわり歯科から続いて、柔らかい印象のお花の名前にしてみました。
_開院されてから、反響はいかがでしょうか?
ふらっと通り掛けに来てくださる新規の患者様が多いですね。また、できるだけ認知していただけるように電柱や、街に宣伝を出すことも一つ影響があったかなと思います。
患者様からは医院の雰囲気は好評ですね。お隣に村井病院があることから、高齢者の方も多くお見えになります。
また、村井地域の開発が進んでいたり、分譲地も増え子育て世代も増えるのではないかと思います。更に賑わっていくのではないでしょうか。
スタッフからも好評です。空間にゆとりがあり圧迫感がないため、気持ちもゆとりを持って働けていますね。
_長井先生が歯科を志されたきっかけは何でしたか?
私の祖父が長和町で医師をやっていましたので、幼少から医療への道に刷り込まれていきました。
学生の頃にイオンの家電売り場でアルバイトをしており、サービス業には好んで携わっていました。なので、そういった道とも迷いましたが、医療の道を選びました。
その頃からイオンさんとはご縁があるのでしょうね。
当時バイトをしていたの上司が、私が歯科医院をやっていることを知ってくださっていて、前回のイオンモール計画の際にお声を掛けてくださりました。
そして学生の頃打ち込んだサービス業が巡り巡って今も活かせているので結果よかったなと思います。
好きなことを追いかけていたら、今ここにいるという感じです。
_今後の展望はございますか?
私の子ども二人が今歯科大生ですので、いずれ新正会としては世代交代したいですね。若い世代も育てていき、活躍できる場をつくりたいです。
私自身はまた別の所で新たなことに挑戦したい気持ちです。
それが何かはまだ見つけている最中。
医療なのか飲食なのか…それはわかりませんが、いつまでも人と関わっていたいです。その軸は変わりません。
_さいごに… 先生はミッフィーがお好きなのですか?
あ、白衣ですね(笑) とくに好きではないのですが、着ていると子供たちが喜ぶんです。
少しでも安心していただけるようにという目的でして、他にもミニオンの柄も持っていますよ!
長井先生、ご協力いただき有難うございました!
また来たくなる医院設計なら